ぎょむ?

実力で資金をつかみたいと願う学生のための「人気投票」のシステムである――。そう、はっきりとメッセージを打ち出さず、「1人でも多くの苦学生を救いたい」というメッセージが持つ公共的なイメージばかりが強調されてしまった。そのために、運営者と外野とのあいだに受け取り方の「乖離(かいり)」が生じ、嫉妬を増幅させてしまったのではないか。

 この仮説を家入氏にぶつけると、少し考えた後、こう話した。「その視点で議論はしていなかった。けれど、人気投票であることが是か非かでいうと、僕らは是。人気に差が出るのは否定できない事実。人気のない日陰の部分を切り捨てるつもりか、と問われても、僕らはそこまで責任を持つ公共サービスを始めたわけではない」。なぜ人気投票である側面をもっと強調しなかったのかと突っ込むと、家入氏はこう、つぶやいた。「きれいごとでやりたかったのかなぁ……」